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ACTIVITY

東京魚商お魚への取組み

メディアへ対応・実績

組合では、市場の価値向上、魚食普及を目的に様々なメディアへの対応を行なっています。
1981(昭和56)年から放映が開始された「おはようテレビ朝日」、1983(昭和58)年より始まった「ルンルンあさ6生情報(日本テレビ系列)」番組内で当日のおすすめ鮮魚を、調理法などを含めて、組合の青年部部員が築地市場からレポート。
また人気食番組「孤独のグルメ」や「吉田類の酒場放浪記」など様々なテレビ番組の取材協力、サポートを行なってきました。
NHK「ニュースシブ5時」内の人気コーナーでは、さかなクン(魚類学者・タレント)が当組合会員の鮮魚店訪問ロケを実施。

日本は、海に囲まれたその特徴から海の環境変化・水産物への関心も高い国。
海の汚染問題、市場の安全性、魚を中心とした食育など様々な問題や時代に即した時事問題へのメディアからの問い合わせも多く、組合では、これらの対応を重要なテーマとして取り組んでいます。

さかなクン訪問番組内シーン(巣鴨支部)

孤独のグルメ・松重豊さん原作者・久住昌之さんの色紙(野方支部)

食育・魚食の普及拡大に向けて

当組合の青年部では、定期的に「親子料理教室」「お魚さばき方教室」などのイベントを開催。
お母さんだけではなくお父さんにも魚の捌き方や調理法を知ってもらう、子供たちにもっと魚に親しんでもらうなどの魚食普及を目指しています。
時には、マグロの解体ショーを披露したり、アジの三枚おろしの実演など、魚を身近に感じてもらう活動を継続的に行なっています。

全国水産物卸組合連合が制定した「魚(とと)の日(2006年9月)」をきっかけに、組合青年部の有志による毎月の「魚(とと)の日」活動も開始。
メンバーが仲卸と相談して消費者に食べて欲しい旬な魚を厳選し、それぞれの店舗で一斉に販売する新たな試みも継続している。

マグロの解体ショーに興味津々な子どもたち

新たな取り組み「ウギャルとのコラボ」・給食事業

魚の食文化の発展と啓蒙を行う女性モデルを中心としたグループ「ウギャル」。
魚離れが進む若年層ママ達に、「家庭で魚を調理する機会」を増やしてもらうことを目的に、このウギャルと組合が共同で企画。
魚さばき教室を中心にイベントを実施、当日はテレビや新聞などのメディア取材が入り、その模様が広く紹介された。

ウギャルとのコラボイベント

また2015(平成27)年からは、都内の保育園・幼稚園・小中学校に旬の魚を給食として提供する「美味しい旬のお魚 給食事業」がスタート。
食育の一環として子どもたちに魚介類への関心を持ってもらう。
魚の調理を実際に見てもらうことで魚が口に入るまでのプロセスを感じてもらう貴重な機会となっています。

東京魚商では、時代とともに変わっていく食への変化への対応、食育(魚食)の啓蒙活動を積極的に行い、新しい世代への魚文化の継承を大切にしています。

葛飾区内の小学校で行われた給食事業

魚塚を建立し「魚塚供養会」を開催

日本人に愛されてきた魚の霊を慰め感謝の気持ちを込めて供養するための魚塚を昭和51(1976)年に建立。

翌年からは魚塚の除幕式が行われた9月29日を記念日として「魚塚供養会」を開催。
現在は二年に一度、豊洲市場関係者にお声がけをして「魚塚供養会」を不忍池「辯天堂」に於いて開催しています。

上野不忍池辯天堂一角に建立された魚塚

ー魚塚建立の趣旨ー

碑面は杉谷義周大僧正の筆になる「魚塚」の大文字が深く刻まれ、その台石には下記のように建立の趣旨が刻まれている。

『 建立趣旨 』
四面海に囲まれた我が國では古来から魚介類が海の幸として、また國民の蛋白補給源として食生活の上に重要な役割りを果たしている。
因に東京都における魚市場の歴史は德川家康が幕府を開いた慶長八年に始まり いわゆる魚河岸と稱され、當時魚屋の心意氣を表徴した一心太助の人情噺は魚河岸の発展とともに江戸の華としてその活躍が人々に云い傳えられた。
私共水産小売業者は年々全國各地で水揚げされる水産資源に感謝すると共に當組合一同が謹んで魚の霊を悼み、組合創立五十周年を機会に供養のためこの塚を建立して慰霊の念を新たにする。  

昭和五十一年九月吉日 建之